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タクシーメガネホコリの街メキシコ

7/11。6:30起床。もう曜日の感覚がなくなってしまった。

昨日もまた、風呂に入る前に寝てしまったようだ。気持ち悪いのでシャワーを浴びに行く。そう、ここは今までのホテルと違って、シャワー・トイレは共同なのだ。

綺麗じゃないと嫌な身としては大変苦痛だけど、お金がないので仕方ない。そのうち部屋も共同にするのかなあ。それは嫌だなあ。

シャワーを浴びて、一段落して、朝食を取りに行く。朝食はホテルのおじさんが言っていたKansas Bakeryに行こう。パンを買ってサンハシント広場で食べればいいや。

朝のエルパソは、やはり日差しが強い。でもニューオーリンズと違って、多少空気が乾燥している。だから朝は気持ちいい。それにしても、ここら辺を行き交う人々は英語よりスペイン語を使っている人の方が多そうだ。ここはメキシコか?

しばらく歩いてパン屋を発見。このまままっすぐ行くとメキシコとの国境があるらしい。パン屋の中には年配女性が2人いて、一人は客で、もう一人が店員のようだ。棚にはいろいろなパンを置いてあるが、値段も名前も書いていない。たいていは菓子パンのように見えるが、中には何のパンだかよくわからないものも多い。

せっかくだからメキシカンな具が入った総菜パンを食べたいなあと思い、でかくて、中身が不明なミートソース系の何かが入っていそうな外見のパンと、確実においしいと思われる、甘いチーズのパンを買った。お会計の時店員はスペイン語と覚しき言葉で話しかけてきた。わからないそぶりを見せると、いつの間にやら入ってきていたジェントルマンが$3.5だと教えてくれた。ありがとう。命のミネラルウォーターも買って$3.5と庶民価格ですばらしい。

来た道を帰って、サンハシント広場へと向かう。ここの広場はバスの停留所にもなっていて、朝なのにもかかわらずたくさんの人が集まっている。適当なベンチに腰掛けてパンを食べる。今日も空が綺麗。

でかいパンは不思議な味だった。ちょっとシナモンの味がして、中身はミート抜きミートソース*1みたいな見た目だけど、甘くて、お菓子みたいだった。あまりおいしいとは言えない。2つめの菓子パンはやっぱりおいしかった。

いったん部屋に戻って、今度は明日乗るアムトラックのチケットを入手しに駅に向かう。今度はネットで予約していないが、以前検索してみたら当日でも取れそうだったので大丈夫だろう。

日がだいぶ昇って暑くなってきた。じめじめしてないからニューオーリンズにいた頃よりは汗をかかないけど、汗疹がひどくならないと良いなあ。

駅には誰もいないようだった。早速チケットカウンターでチケットを取る。ちゃんと席が確保できるようだ。ただし、今度は直通電車がないので、電車を2回、バスを2回と乗り継いで行くらしい。これはまた英語の聞き取りが大変そうだ。

ところで係員がなにやら怪しい顔をして、他の係員と話し始めた。どうやらニューオーリンズからエルパソまでの区間の払い戻しに関して疑問を持っているらしい。あれ?それはうまく払い戻されたんじゃないの?違うらしい。払い戻しはされていないらしい。えええええ。

僕の英語があまりに拙いので、係員がいろいろ調べてくれる。チケットセンターに電話して、「なぜこの日本人は高いレイルパスを払ってきているのに、さらに追加して$110も払っているのか。おかしいじゃないか。」というような話をしている。ちなみに僕はその間、ずっときょとんとしているしかなかった。

結局、担当の人が不在だったらしく、係員が留守電で経緯を説明したのち、

  • 今日、この件についてちゃんと払い戻しをしてもらえるよう説得する。半券は預かるよ。
  • もし払い戻しができなかったら、半券を返して、この分だけ良い席を用意する。

みたいなことを言ってきた。とても頑張ってくれて嬉しいけど、払い戻しができないって何だよ!と思いつつ全く言葉にできないので、帰って辞書で語彙をつけて、明日の結論を聞こう。というわけで、再びホテルに帰還。

さて、今日はメキシコにいって、街の様子を見て、うまいものを食べようとしていたのだった。早速行ってみよう。我らが味方「地球の歩き方」にはメキシコ入国にはツーリストカードなるものが必要とあったが、ホテルの人は何も言ってなかったんで大丈夫だろう。

またパン屋への道を歩く。パン屋を越えてしばらくすると橋が見えてきた。あれが国境を流れるほげほげ川を渡る橋か。あたりで英語を全く聞かない。なんだここは。メキシコか!

橋を渡る前に、橋の隣にあるスーパーに入ってみた。至って普通のスーパーだ。でかいスイカみたいなものを売っていたり、生鮮食品の肉売り場に人がたかっている。ただ、交わされる言葉がスペイン語なのがいつもと違う。

橋を渡る。橋の入り口にゲートがあって、そこで$30払う。地球の歩き方には$25って書いてあったのに。値上げしたか!一緒にパスポートを用意してたのに、全くチェックされない。何にもチェックされないのね。

橋は日陰がなくとても暑い。景色はとても綺麗。遠くの山がよく見える。

そして国境を越える。国境のところに線が引いてあれば、またいだ写真を撮れると思っていたのに、全くそんな線はない。仕方ないので看板の写真だけ。

メキシコ側は屋根がついている。やるじゃんメキシコ。

橋を渡り終えて周りを見渡すと、人と車がやけに多いことに気づく。ホテルでもらった地図を見ても、どこを歩いているのかよくわからない。人の流れに沿って歩いていくと、どんどん人と車が増えてくる。道ばたで座っている人に「タクシー?タクシー?」としきりに聞かれる。なんなんだこの国は。それから交通量が多く、風も吹いているのでやけにほこりっぽい。これは鼻毛が伸びそうだ。

道がさっぱりなので、元の場所に戻って、よく看板を見てみた。でもやっぱりよくわからない。日差しがとんでもなく強くて、日射病にでもなりそうなので、近くの公園の木陰でちょっと休憩。

近くにいた人に地図を見せて、こっちに行きたいというと、スペイン語なまりの英語でたたみかけるように話し始めた。どうやら彼は「僕が君を連れて行ってあげるよ。で、そこで君が僕にお金を払うと。」と言っているようだ。ハア?おまえに払う金はない。お金を持っていないことを強調して何度も聞いても、ちょっと困った顔をしながら「向こうの方にあるから一緒に行こう」と同じことの繰り返し。時間の無駄なのでお礼を言って立ち去り、指していた方向に歩き始めると、観念したのか僕を呼び止め、「あっちだよ」と教えてくれた。さっき指していた方向とは反対だね。怖い街だよメキシコは。

しばらく歩くと、地図にあった通りの名前を見つけた。これで大丈夫だ。それにしても車が多い。人も多い。ゴミゴミしたところだ。両替所があちこちにあるけど、レートがスペイン語で書かれていてどっちがドルでどっちがなにがしなのか全くわからない。後で考えよう。

途中日本人カップルっぽい人を見つけた。久しぶりに見たぜ日本人。目的のカフェはまだ見つからない。日差しが強い。適当な両替所で$10両替した。地図の方向に行っても何もないので、ファストフードっぽくないオープンカフェに入ってみた。メニューを見ると、コンボの文字が。これだよこれ。メキシカン料理がいくつもプレートに乗って出てくるらしい。これと水を頼んだ。

たくさんあるテーブルの周りには店員と客以外にも、小物を売る人や、ギターとアコーディオンをもって歌う2人組が居たりして面白い。

料理はとてもでかい。ひとつのでかいプレートに7種類の料理が乗っている。真ん中にはピンクの米、隣にかりかりの餃子の皮みたいなのに肉と野菜が盛りだくさんのものが2つ、その奥には似たような皮で肉と野菜を挟んでいる物が2つ、手前にはなんだかよくわからない揚げ物、その隣には辛いピーマンみたいなものにチーズを詰め込んだ揚げ物、奥にはチリソースの何か、それと忘れたけど何かもう一つあった。最後にメニューをもう一度見返したんだけど、スペイン語なので何を食べたのかは結局よくわからなかった。

量が多くて、おいしい。しかも音楽を聴きながら外でご飯が食べられる。これは幸せ。アメリカもメキシコの料理を取り入れると良いと思うよ。

昼食を終え、あたりを散策する。この街はなぜか眼鏡屋がたくさんある。たくさんというのが想像以上で、5件に1件はメガネ屋なんじゃないかと思うくらいある。何なんだろうね。眼鏡屋は他の店とは店構えがちょっと違っていて、清潔感・高級感がある。おかしいのはあたりを見渡しても、メガネをかけている人がほとんどいないところ。需要と供給のバランスが合っているとはとうてい思えない。変な街だ。

それから物乞いの人たちがたくさん居る。道ばたに座ってカップをこちらに向けてくる。でもね、何もせずカップを向けるだけじゃ、だれもお金はくれないと思うよ。

店が建ち並んで、小物とかブーツとかメガネとかメガネなど、いろいろなものが売っているけど、あんまりそういうものに物欲がわかないので、しばらくして帰ることにした。アメリカにいてもここにいても思うことは、日本はとてつもなく便利で、ものの品質も高いんだなあと思った。品質とか便利さという観点で日本より良いところをあまり見かけないもんなあ。

こうしてつかの間のメキシコ体験は終わった。メキシコはタクシーメガネホコリが多い魅惑の街だった。昼飯だけでも大満足だよ。

強い日差しで目がちかちかするのでいったんホテルに戻る。チケットのこととか、次の予定が気になってネットにつなげたくなってきた。ホテルで聞いてみたら、2ブロック先にネットができるところがあるらしい。地図に印を付けてもらって行ってみた。何もない。おかしいなあ。と思いつつ、仕方ないので、近くに止まっていたタクシーに最寄りのスタバがどこにあるか聞いてみた。すると、ダウンタウンから離れること1マイルくらいのところにあった気がすると言われた。1マイルって1キロより遠かった気がするなあ。それでなかったら嫌だなあ。と思ってホテルに戻り、タウンページを開いてみたら、El Paso Public Libraryの項にインターネットって書いてあるのを見つける。

早速PCを持って行ってみた。よく見てみるとホテルからちょうど2ブロック離れている。ホテルのおっちゃん方向間違えてたのか!

どうやらここはWifiがあるのではなくて、専用端末からのみアクセスできるらしい。しかたなく、日本語入力ができない専用端末からAjax IMEを使って日記を更新する。そうか。ネットに繋がらない間にはてなスターがリリースされたのか。

しばらく粘って、ホテルに戻る。風呂に入って休憩している内に寝てしまったらしい。

*1:それトマトソースか