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チャイナタウンの罠

7/19。6:30、携帯の目覚ましを鳴らして起きる。6人部屋に僕と斜め下に一人だけ。彼はまだ起きていないようだ。まだ眠いし起こしちゃうのも嫌なのでもう少し寝よう。きっと7時頃には起きるだろう。

7時頃、予想通り彼が起き出したようだ。しばらくして僕も体を起こす。彼と目があったので「Good morning.」と言ってみたものの、無反応。あれ?まあいいか。

朝ご飯はマフィン2つに、ベーグルひとつとオレンジジュース。今日はバナナも食べよう。柑橘系の果物をたべたいな。そういえば日本人におはようございますって挨拶したら驚いてた。そうだよね。昨日驚いたもん。

部屋に戻ってチェックアウトの準備をする。今日はまた移動日なのだ。一通り準備が終わったら、ロビーでPCを開き、今日ではなくてその次に乗るアムトラックのチケットをチェック。レイルパスを使う場合、空席情報に関してはあてにならないんだけど、移動にどの程度時間がかかるのかは参考になる。特に都市部の場合、一日に複数本の列車が走っているので、どれに乗るのか先に検討しておくとチケットカウンターでスムーズに発券できる。

いろいろ選択肢がありそうだ。なるべく早めの列車だと、あとのスケジュールに余裕ができそうだ。

確認を終えてチェックアウト。今日の受付は金髪のねーちゃんじゃなかった。

駅に向かう。駅までは歩いて15分くらいかな。シカゴの歩道はちゃんと舗装されているので歩きやすい。駅に着きチケットカウンターへ。ここのユニオンステーションは大きくて、どこに何があるのか把握するのが難しい。アンタッチャブルの階段を見たいんだけど、どこにあるのかわからない。

カウンターで先ほど調べたチケットをとり、荷物を預ける。途中、乗り換えの駅で荷物を受け取る必要があるそうだ。今回は何のトラブルもなく手続きできた。よかった。

さて、お昼が近づいている。今日の出発は19:05の予定なので時間がある。お昼は是非ともチャイナタウンでうまい飯を食べようかと思っているのだ。チャイナタウンは地下鉄レッドラインに乗って3駅くらい。歩いていくと結構しんどそう。

駅を探す。高架鉄道はグリーンだのパープルだのでレッドではないようだ。しばらく探してレッドラインの駅を見つけた。入口は東京メトロと大して違わない。入ってみると、切符売り場はないようだ。代わりにプリペイド式のカードを買うらしい。たしか地球の歩き方には一回$2と書いてあったような記憶があるので$2入れて購入。改札にはカードを差し込む穴があるんだけど、表裏を間違えると認識してくれない。日本の改札ってすごいよね。表裏逆でも2枚一緒でもいけるんだから。今はもうスイカだけど。

駅の構内は日本の地下鉄と同じ感じだけど、でかい音で音楽がかかっている。すぐに電車が来た。車内は椅子の並びが日本と違って、バスみたいな感じ。ただ、左右で椅子の向きが逆で、右側の席は前向き、左側の席は後ろ向きに進むように配置されている。それと、椅子が堅そう。僕は入口付近に立つ。

3駅ほどのるとチャイナタウンに着いた。チャイナタウンに着く前に地下鉄は地上に出る。駅に降りると遠くにシアーズタワーをはじめとする摩天楼が見える。反対側にはチャイナタウンの入り口に立つ門が見える。

駅の階段は鳩の糞の臭いが充満していた。おえ。

チャイナタウンの門まで来て気が付いたんだけど、お昼時だというのに人が少ない!僕の予想ではおいしい昼飯を求めてたくさんの人でにぎわっているのかと思っていたのに。ちょっと心配になりつつ通りを散策する。ここの道はとてもシカゴとは思えないけど、一本脇道に入るだけで、そこはアメリカの風景に変わる。

良さそうな店を探してチャイナタウンを一周して、さらにその周りを見て回っても、客がたくさん入っている飲食店はほとんど無い。仕方なく、唯一、中の客が食べているのを見ることができたお店に入る。ここは麺がメインらしい。中華で麺ということはあんかけ風かな。とか期待を膨らませて中にはいる。中国人風の客もたくさんいるのできっとおいしいんだろうな。

メニューをもらって見てみる。お、注文前に水が出てきたぞ。メニューはよく読めないんだけど、肉が載っていて野菜も盛りだくさんのラーメン的な何かにみえる写真があったのでこれを頼む。大小が選べるらしい。もちろん大で。

ふと気になったのは、全然あんかけ風じゃないこと。まあいいよ。おいしそうだもん。

チャイナタウンは面白い。アメリカなのに、道を挟んででかい声で中国語を使って会話している人たちがいたり、この店でも、アメリカ人風の人たちはちょっと肩身が狭そうにしている。前に座っている兄ちゃんは落ち着かないのかiPodを聞き始めた。斜め横のおじさんはさっきからちり紙を丸めて、箸で拾う練習をしている。この人たちにとっては、きっと僕も中国人に見えているんだろうな。そうそう、待っている間に観察していたんだけど、この店のお会計は日本と同じく、レジに行って精算するようだ。

しばらくして料理が来た。とても大きなどんぶりに薄い肉が大盛り。横には薬味の皿。薬味のさらには生のもやしが載っている。食べてみるとそこそこおいしい。白滝みたいな麺なので、麺の味はよくわからない。薬味をのせつつ食べた。ピーマンみたいな物体があったので食べたら唐辛子だった。これは辛い。とアピールする相手がいないのは悲しい。量がとても多くて、最後は満腹で苦しかったけど、何とか完食。よく考えると、フォーってこんな食べ物じゃなかったっけ?

お会計を済ませ、外で店の看板を見ると、「ベトナム料理」の文字が。ああ。そうだよね。要はシカゴに来て、シカゴのチャイナタウンでベトナム料理を食べたと。どうなんだろうこれ。久しぶりにジャンクフードじゃないものを食べられたから良いか。

そのあと、ブルースリーの置物などをじっくりと鑑賞しつつ、近所のパン屋にてパンを購入。菓子パン2つにごま団子。中国人の店員はごま団子がお勧めだと言っていた。さらに、駅の近くにスーパーがあったので寄ってみた。中にはいるとまず目に入ったのは午後の紅茶。ここは日本か?お菓子の棚を見ると、所狭しと日本のお菓子が並んでいる。これこれ!これだよ!と思いつつ、きっと重宝するであろう亀田の柿ピーを購入した。値段は日本の方が安そうだ。

そこそこ満足してダウンタウンに帰る。帰りの駅で写真を撮っていたら、警備員に怒られた。写真はダメらしい。そんなに恥ずかしがるなよ。

まだ時間があったので、図書館に行ってPC。バッテリー切れでスタバに移動。このあたり、もう眠くて眠くて仕方ない。そのまま寝てしまいそうだったので外に出て今晩の食料を調達に行く。マックですよマック。はあ。

そろそろ出発1時間前を切ったので駅に向かう。結局例の階段がどこなのかよくわからなかったけど、時間がないので仕方ない。ゲートに向かう。なんだこの人混みは。僕が乗るのはCゲートからなんだけど、Cゲートからまるでテーマパークのアトラクション待ちかのごとく長い列ができている。ずっと辿っていって最後の人っぽいおじさんに聞いてみると、やっぱりこの列らしい。これはひどい。


出発予定の17:05を過ぎてもまだ並んでいる。それどころか、列が全く前に進まない。というのも電車が遅れているそうなのだ。何度も謝るアナウンスが流れている。ロビーは地べたに座り込んだり、電話したり、電車に乗り損ねて、かつお金がないのか、助けを求めて彷徨っている人などいろいろ。僕はというと、前の20くらいの女性2人組の一人が持っているキャリーバッグが何度も僕の方に倒れてきて、その度にキャッチして、謝られるというのを繰り返す。バッグの向きを変えると良いと思うんだけど、メガネが似合っていたから許す。

20時くらい?に搭乗開始。電車に乗り込む。窓際の席がまだ空いていたのでそこに座る。横には態度のでかい少年が座った。通路を挟んだ向かいに座っている父親に小言を言われるたびに切れている。わかったから静かにしてくれ。はよ寝ろ。

お腹がへって力が出ないのでラウンジカーへ移動して、さっき買ったマックを食べる。時刻表を入手してみてみたところ、乗り換えは明日の朝5時台のようだ。早く寝よう。

その頃には隣のぼっちゃまは静かになっていた。