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くさい白玉の作り方

料理

一度使った新しい土鍋に小麦粉をひとつかみ。あとは煮立たせるだけ。

年末に妹が熱を出してダウンしてからというもの、ここ2、3日僕は専業主婦なのではないかと勘違いするくらい家事ばかりしている。

病人のために林檎を買ってきてむいてやり、飲み物をせっせと運び、年越しそばを作って新しい年を迎え、雑煮というよりは餅入り豚汁といった方が適切な汁物を作り、この家の前の住人が残していった負の遺産であるところの油のしたたる換気扇をやっつけ、風呂のタイルの目地に住み着く少数のカビを退治し、冬特有のからっとしたさわやかで強い日差しのもとで布団を干し、もちろんいつも通りの洗濯をした上で、今日はまだ一度しか使っていない大きな土鍋で、奮発した肉と戯れつつしゃぶしゃぶに興じようとしていた。なんとよくできた兄上なのかと自分で自分を褒めてやりたい。土鍋の一件をのぞいては。

復活してきた病人に野菜を切ってもらっている間に、土鍋に水を張り火にかけてしばらくたったあるとき、僕の高感度で定評の嗅覚がおぞましい臭いに気がついた。戌年だからね。くさい。なんだこれ?野菜が古いのか?そんなことはない、この野菜はこの前買ってきたばかり。じゃあ何だ?鍋だ。勢いよく立ち上るその湯気だよ。冗談じゃねぇ。くせぇ。

落ち着いて鍋を抗菌ジョイでもう一度よく洗い、もしかしたら水が悪いのではないかという仮定の上で、今度は南アルプス天然水をなみなみ注いでわかしてみる。ほら、カルキがくさいのかもしれないし。

数分後、僕の高感度な嗅覚が再びおぞましいにおいを検知した。くさい。鼻がもげそう。でかいのに格安だったこの鍋がくさいのか?土鍋の底の穴から出てくる気泡をまじまじと観察する。くさい。

この異常事態にふとひらめいた。google先生なら何か知っているかもしれない。早速「土鍋 くさい」で検索してみると、「しょくさい」だの「はくさい」だの関係ないページがずらずらと。気を取り直して「土鍋 臭い」で検索してみると、あったよ!

前に鍋をしたまま1週間ほどシンクに放置してしまいました。その後洗っていざ使おうと、鍋に水をはって火にかけたところ、すっぱいような耐え難い臭いを放ち、さらにはしっかり洗った鍋の表面からプツプツと変な汁が出てきて、それが火で焦げてさらに悪臭を放ってました・・・。

おしえて!HOME'Sくん - 土鍋を火にかけたら、ものすごい臭いが・・

あほかー!そら臭いに決まってるだろ!もうね、シンジラレナイよ。

もう一つ。

新品の土鍋に7〜8分目の水を張り(鍋裏は絶対に濡らさない!)、米か小麦粉を一掴みいれて、弱めの中火にかける。
沸騰したら弱火で10〜30分ほど煮込み、火を消したら完全に冷めるまで放置。
冷めたら中身は捨て、土鍋はきれいに洗って完全に自然乾燥させる。

以上の作業を「目止め」といいます。

百円土鍋生活-初めて使う前に

うんうん。そうなんだ。

目止めせずに土鍋をいきなり料理に使うとどうなるか。

  • 土鍋の細かい穴に煮汁や臭いが入り込み、鍋肌がへんな色に染まったり、臭いが取れなくなる。
百円土鍋生活-初めて使う前に

あー。これだー。前回初めて使ったとき何もしてないよ。しらんかった。病人経由で母に電話して聞いてみると、どうやら本業主婦界隈では常識らしい。主婦道はつらいぜ。補足トリビアによると、食器乾燥機から出してすぐの熱い状態のまま鍋をしまうと、これもまた臭くなるらしい。

というわけで、仕方なく、今日のしゃぶしゃぶはパスタ鍋でやった。パスタ鍋 on 卓上コンロ on こたつという構成だと鍋が高くて中身が見えない。しかもステンレス鍋はボコボコいって爆発しそうで怖いという発見があってよかった。これで一つ賢くなった。

土鍋の方は上のリンク先にあるように水を張って小麦粉をまぶし、沸かしておいた。片付けるとき、鍋の底には大量の白玉状の小麦粉が沈んでいた。これで白玉の作り方も心得た。